滋賀県土地改良事業団体連合会の業務運営、ならびに農業農村整備事業の推進につきまして、会員をはじめ関係機関の皆様には特段のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、農業農村は、私たち県民の生活を支える食料を供給するという重要な使命と併せて、地域資源の維持、国土や自然環境の保全、良好な農村景観の形成、更には地域文化の伝承など、多面的な機能を有し、地域社会に大きく貢献しています。
しかし近年、社会の大きな変革のなかで、農業農村においても情勢は大きく変化してきています。農業従事者の高齢化や後継者の不足、さらにはコミュニケーションの希薄化と活力の低下等、いろいろな課題をかかえております。このような中で、さまざまな課題を解消しながら、安全で安心な食料を将来にわたって安定的に供給し続けるとともに、県土を良好な形で次代に引き継ぐ必要があります。
今、私たちは、土地改良区の役割や存在意義を見つめ直すとともに、地域住民や自治体と連携して地域づくりを考えていこうとする「21世紀土地改良区創造運動」を、「水土里(みどり)ネット」という愛称のもとに展開しております。
また、今年度から国の「経営所得安定対策等大綱」に基づく「品目横断的経営安定対策」、「米政策改革推進対策」、そして「農地・水・環境保全向上対策」の3つの制度が一体的に導入され、農政の方向が従来の価格政策から所得政策に大きく移行されます。
「品目横断」と「米政策改革」につきましては、施策を農業経営者としての認定農業者などの「担い手」に集中化・重点化させる政策です。しかし、農村地域には非農家の方々も多く居住する中で、農地や農業用水、農村景観等の地域資源を、地域ぐるみで将来にわたり保全する観点から、「農地・水・環境保全向上対策」を車の両輪となる地域振興施策として機能させることが必要です。
この「農地・水・環境保全向上対策」、滋賀県では「世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策」と名付け、私どもが地域協議会を所管し、農村の振興に取り組んでいく所存です。
今後とも本会に対しまして、より一層のご指導・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 |
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